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後期高齢者が入居できる賃貸物件はあるのか問題

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前記事の続きです。

「どこかアパートにでも移って…」という母の希望。でも果たして後期高齢者である82歳が賃貸物件を借りることができるのだろうか。

前提として、母本人には収入がないから(年金もなし=諸事情により)、借りるとしたら兄が契約者となって、入居者が母ということになるだろうけど。
それは母自身も分かっていることで「お兄ちゃんに借りてもらうしかないよね~」と。

後期高齢者が入居できる賃貸探し

サクッとネットで情報収集。でも、本気で物件を探したいわけではなくて、むしろ「ダメな理由、借りられない理由」の根拠を母に提示するための情報を探す、という方がリアルなところ。

賃貸物件といえば、マンション・アパートである。足が悪くなっている母(買い物はシニアカート使用)が、実際にそのような所に住むのは、はっきり言って現実味が薄い。
完全バリアフリーがなされているところなら別だが。そんな都合のよい家が安価であるわけがない。

公的な物件から検索

最初に検索したのは、公団。●●県住宅供給公社的なやつです。
そこで「高齢者向け優良賃貸住宅」をいう3階建てのアパートというかマンションみたいなのが出ていました。たったの1件です!

あら!あるんだね~と詳細を見てみると
「賃貸契約の条件 入居条件:年齢80歳未満の方で、かつ自立した生活が出来る方。」だそうです。

はい、終了!

アパートマンション情報サイトで検索

いわゆるアパマン系の検索も試みてみる。エイブルのHPでこんなのが載っていた。

老人ホームに入るまでもないが、高齢でも安心できる住まい、というレベルの人が対象らしい。ガチっとうちの母に当てはめるにはちょっとムリあるかもなぁ…という感じもありつつ、物件検索。

民間の物件なら、めぼしい地域だけで検索しても300件以上はある。一人暮らしのアパートでやはり月7~8万円はかかる。
それにあくまでも「シニア入居相談可」というだけで、現状の母が借りるには…。

こちら側の都合をくみ取っていただいたところで、高齢ゆえの「孤独死・失火・犯罪被害」の事を考えると、どうしても現実視できない。結局、どこにも問い合わせはしなかった。

「高齢者 賃貸」で検索すると希望を失う

そんな感じでひたすらネットの海をさまようと、ますますマイナスな情報ばかりが目についてしまう。80歳を超えた年寄りには部屋を貸したくない理由は、どれも正当だからだ。
まだ前期高齢者のうちはいい。後期高齢者じゃね…。

ちょうど少し前に、ピッコマで「不浄を拭うひと(沖田×華)」というコミックを読んでて、それが特殊清掃の仕事を描いたマンガなんでね。どうしても「孤独死」のワードが思いついてしまう。

実際、そういった「死をもって退去」の場合の貸主の苦労などは、テレビなどでも目にするし。

もうすこし、早い段階…せめて足がもっと自由が利くうちだったら、賃貸物件を探すのもありだったと思うが、とにかく現実視できないことに、どう話を進めていくか頭を抱えてしまった。

(つづく)

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